小柳葵彫刻展エピローグ＿10年の痕跡

【小柳葵彫刻展エピローグ＿10年の痕跡】

秋田市在住、小柳葵さんによる彫刻展です。長年彫刻作品を作り続けてきた小柳さん、その大小様々な彫刻作品が展示されます。具体的な形と抽象的な形が融合した独自の作風は、見る者に様々な印象を抱かせます。
〈賛助出品小柳順〉

〈コメント〉
それまでの私は海辺の工房に変幻する「風」をいかに具現できるのかーが制作のテーマでした。
しかし誰にとっても衝撃的だったあの東日本大震災は覚醒の転機として以後の約5年間は鎮魂の思いをどう作品に込められるのか模索の月日でした。
そしてこの数年間はいつかはと思い続けてきた、好きな漢詩と日本の天平文化の世界観に挑戦してまいりました。そんななかで気づけば今年は80という節目の年齢を迎えここが潮時かと思い定めてエピローグという標題でこの10年を振り返ってみました。これからは夫・力と息子・順（各々新制作協会員）の創作を陰から見守りつつ残りの人生の充実を考えてゆきたいと思います。
何卒、ご来場、ご高覧下さいますようお願い申し上げます。　　　　　小柳葵

10月14日（木）～10月17日（日）
11:00～18:00（最終日 17:00まで）
入場無料